スタンダード9人村【徹底解剖】

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 人狼ジャッジメント《スタンダード9人村》における環境メタ「280」と陣形を解説していく。なお、戦術と戦い方については別記事で紹介することにしたい。

「280」について

 スタンダード9人村(占い師1・霊能者1・狩人1・市民3・狂人1・人狼2)で起こりうる陣形(占い師と霊能者を名乗り出る人の数)は以下のとおり。陣形について解説する前に、『人狼ジャッジメント』特有の「280」がもたらす効果について解説する。

「280」の弊害

「280」とは、残り秒数が280秒のときに占いなどの結果を一斉に言いましょう。というもの。屋敷の設定により秒数が変わる場合がある。

 人狼はゲーム開始時の夜に、どちらがどの役職を騙るか相談して決めることができるが、狂人は人狼がどの役職を騙るのか知ることはできない。『人狼ジャッジメント』の最大のメタでもある「280」の存在により、人狼陣営はシステム的に人狼と狂人の連携が阻止されており、人狼陣営は予めどの役職を騙るのか決めておく必要がある。

狂人の抱えるジレンマ

 人狼陣営は初日に占い師が確定しまうと敗北する確率が高くなってしまうため、狂人もしくは人狼が占い師の対抗として騙る必要がある。狂人が占い師を騙る場合、人狼の位置がわからないため誤爆するおそれがあること、囲えなかったときにベグで襲撃されてしまうおそれがあることの両方のリスクを抱えることになる。

 そのため、人狼陣営がそれらのリスクを抱えることなく最も勝利しやすい盤面が真狼-真の2-1であるが、狂人は人狼が占い師を騙るかどうかが分からないため、以下のようなジレンマに陥る。

※黄色では占い師が確定し、人狼陣営の勝利が難しい。人狼陣営の理想形は青色。

  先述のとおり、狂人としては潜伏することも選択したいのだが、このとき人狼も潜伏していると占い師が確定してしまい、ますます人狼陣営の勝利は難しくなってしまう。結果、狂人は占い師が確定してしまうリスクを抱えるくらいなら、人狼が占い師を騙る騙らないに関わらず占い師として出た方が、出ないよりはマシということになる。

 しばしば人狼は狂人に潜伏するように促すためRCOをすることがあるが、朝一番でCOした占い師は「狂人に潜伏を促すために出てきた狼では?」という推測から、真目を勝ち取ることは難しくなる。また、市民陣営も「人狼が占いに出た」と狂人に誤認させるため、RCOからのスライドをするなどして占い師を確定させようとする動きをすることがあり、やはり、占い師を騙るか騙らないかはゲームが始まる前に決めて準備しておく必要があるだろう

 結論として、狂人と人狼の連携を防ぐことで人狼陣営の理想形である真狼-真の盤面形成を阻止する観点から、「280」を遵守することは村利なのである。

 また、ゲーム開始時の陣形に限らず、翌日以降も「280」を遵守することで狂人から市民への黒出し判定を防ぎ、誤爆を誘発させやすいことからも市民陣営のメリットが大きいことは想像に難くない。

 しかし、狂人のジレンマがあったとしても、人狼視点に立てば上記の図からも『人狼が占い師として出ることにデメリットが少ない』ということがわかる。狂人が出てきたとしても3-1、狂人が潜伏すれば理想とする真狼-真の2-1盤面が作ることができる。狂人の立場からすると占い師に出た方がよいという結論になるが、これを踏まえたうえで人狼視点に立てば、人狼も占い師として出た方がよいのだ。

 今後、人狼が占い師に出てくれるという風土が出来上がれば、狂人は安心して潜伏し、議論を乱すことに専念することができるだろう。

~まとめ~
スタンダード9人村では、『人狼』は狂人の動向に関わらず占い師を騙ろう!

陣形について

 スタンダート9人村における初日時点での陣形は下記のとおりに整理される。市民が役職を騙っていないことを前提とすれば覚えられるくらいのパターン数である。

 それぞれの陣形において市民陣営・人狼陣営の戦い方はあるものの、陣形の概要をおさえておこう。

2-1(占い2、霊能1)

 真狂-真、真狼-真の2通りがある。真狂-真は現環境において最も頻出する形となる。占い師の対抗が人狼で、なおかつ、相方を白出ししている場合を除き、グレー位置に人狼がいることから議論や考察を進めつつ、グレー位置から処刑する人を決める進行が基本となる。

 翌日以降、処刑された人の霊結果や、占い結果を基に人狼が誰かを議論しながら次に処刑する人を決める流れを繰り返していく。

2-2(占い2、霊能2)

 真狂-真狼、真狼-真狂、真狼-真狼の3通りがある。一般に占い師と霊能者を比較した場合、霊能者の価値が低いことから霊ロラをしたのち、占い師を決め打ちする進行となる。市民陣営にとっては、占い師と霊能者の対抗の内訳がそれぞれどうなっているのかが非常に重要な情報なのだが、議論されることはあまり多くない。

 また、いわゆる進行役が確定せず議論が錯綜することから、混戦に強いプレイヤーや奇を衒うプレイヤーが好んで取る陣形となっている。

2-3(占い2、霊能3)

 真狂-真狼狼、真狼-真狂狼の2通りがあるが、いずれも人狼陣営は全露出となる。前者の場合は、霊能を全ロラで村人陣営の勝利。後者の場合でも、霊能全ロラののち占い決め打ちで終了となるうえ、占い結果と霊能結果次第では霊能ロラがストップするため、人狼陣営はほぼ勝てないと言ってよい。

 2-1陣形、2-2陣形の方がまだマシという見方からも2-3陣形にはしない方がよいだろう

3-1(占い3、霊能1)

 真狂狼-真、真狼狼-1の2通りがある。基本的に占い師を全員ローラーして処刑したのち、残ったグレーや黒出しされた位置から処刑する人を決める進行となる。

 前者の場合、狂人が潜伏することを期待して占い師に出てくる人狼がいたケースが多い。市民陣営としては、グレーに潜伏する相方の狼位置を特定するため、初日の処刑で真の占い師を吊らないことが肝要となる。

 人狼陣営としては、仮に初日に人狼が処刑されたとしても、人狼目線では真の占い師が誰か透けやすく、3-1盤面では霊能に護衛が入ることが一般的であり処刑できなくても襲撃しやすい状況であるため、人狼陣営にとっても戦いやすい陣形となっている。

 後者の場合、3-1盤面は占い師の内訳は真狂狼が9割であるという前提のスキをついた陣形となっており、初日処刑された人の霊結果が黒だった場合は占いローラーをストップさせてもよいとの思考を逆手に取った陣形となる。霊結果に関わらず、占い師は全員吊り切る思想の場合は、ローラー完遂で市民陣営の勝利が確定しているため、実戦ではあまり見られない陣形である。

3-2(占い3、霊能2)

 真狼狼-真狂、真狂狼-真狼の2通りがあるが、いずれも人狼陣営は全露出となる。前者は占い師を全ロラで村人陣営の勝利。

 後者の場合は占い師全ロラののち、霊能決め打ちとなる。一般に霊能の方が価値が低いため霊ロラすべき勘違いしがちだが、占いロラが安定進行となる。後者において、人狼陣営の勝利条件は真占いと真霊能を2人とも処刑することであることから、狂人が明らかに偽目で真を切られてしまってもほぼ負け、占い結果で誤爆した場合も、人狼陣営からは真と狂の判別がつかなくなり、ほぼ負けという狂人が非常に難しい立ち回りを強いられる。

 よほど自信がない限りはオススメできない陣形であり、3-1もしくは2-2の方がマシとの見方から実戦ではほぼ使われない。

1-1(占い1、霊能1)

 占い師、霊能者ともに確定した盤面。狂人も人狼も占い師や霊能者として出ずに連携が取れなかった際に起こる陣形となる。狩人は確定した占い師だけを護衛してればよく、占い結果がすべてであるため市民陣営の勝率は高い。

 人狼陣営にとっては狩人を襲撃するか処刑するかしないと占い師を襲撃できないため、人狼陣営にとっても市民陣営にとっても狩人を透かさないようにすることがカギとなる。

 「狩人を透かさなければよい」との考えから貫通進行を主張する人が少なくないが、1-1盤面であっても回避進行が市民陣営にとって有益である。

1-2(占い1、霊能2)

 占い師が確定し、霊能に狂人or人狼が出ている盤面。市民陣営は霊能ロラをしている間に狼を見つけきれば勝利が確定する。反対に、人狼陣営は初日の夜に潜伏している狩人を襲撃できないとほぼ敗北となるうえに、占い幅を広げつつ、狩人位置を特定する意味でも1-1盤面の方がマシである。占い師が確定し、なおかつ白結果が狂人自身に出ている場合のみ、1-2にしてもよいだろう。

4-1(占い4、霊能1)

 占い師に、真・狂・狼・狼が出ており、人狼陣営がすべて露出したパターン。占い師の誰から処刑し始めたとしても、占い師を全員吊りきることで市民陣営が勝利が確定する。

 スタンダード9人村は市民が役職を騙るリア狂がいなければ上記いずれかの陣形となる。人狼陣営の連携ミスにより市民陣営が確定で勝利する場合もあるため、覚えておいて損はないだろう。

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