『白目(村目)』ってどうやったら取れるの?~人狼視点~

人狼論

 『人狼ゲーム』において、人狼陣営が勝利するためにはいかに周りから「この人は白(=村人)っぽい!」と思われるかが重要になってくる。白目を取るコツについて解説していく。

『人狼』と『市民』の違い

 『白目』とは、占われてはいないが、発言や振る舞いから『市民陣営である』と思われる人をいう。では、そもそも『人狼』と『市民』の違いとはなんだろうか?

『人狼』と『市民』の情報の非対称性

 発言から「白目」であると周囲から思われるには、『人狼』と『市民』の違いを理解することが必要となる。その違いを整理すると以下のとおり。

『市民』

  • 人狼をすべて処刑すると勝利する。☞人狼と思う、怪しい人を処刑したい。
  • 『市民』はお互い同士の役職や内訳が分からない。

『人狼』

  • 市民陣営を処刑していくと勝利に近づく。☞市民を処刑したい。
  • 『人狼』は相方が誰か知っており、できるなら味方を処刑されたくない。

 『人狼』はゲーム開始時から味方が誰かわかっており、市民陣営より多くの情報を持っている。この情報の非対称性が『市民』と『人狼』の大きな違いであり、『人狼』を見抜くポイントとなる。逆に言えば、『人狼』はこの差を市民陣営に隠す必要がある。

『市民』と『人狼』がする発言の『意図』の違い

 前段では『市民』と『人狼』の持っている情報の非対称性について解説したが、それに加えて、人狼陣営が勝利するためには、進行の指定や多数決の中で『市民』を処刑していかなければならない。そのためには、疑いの目を自分以外に向けさせる必要がある

 つまり、『市民』は『人狼』と思われる怪しい人を推理するが、『人狼』は市民に紛れて推理をするフリをしながら、自身が処刑されないように目立たないようにしていたり、過った推理をしてミスリードを誘い、市民に疑いの目がいくように誘導したりと、発言の意図が本質的に異なっているのである

『白目』を取るためにはどうすべきか

 スタンダード9人村では、初日から占い結果と霊能者のカミングアウトがあり、それを踏まえて人狼を推理していく必要がある。また、9人村では縄数は最大で4縄あり、初日の処刑を過ったとしても市民陣営は負けないため、初日は経費やノイズを処刑することが多い。初日の処刑で『人狼』が処刑されないためにはどうすべきだろうか。

『白目』と思われる人の特徴

 初日において『白目』と思われやすい人の特徴を以下のとおり並べてみた。

  • 発言のテンポがよい
  • 目立つ行動をする
  • 視野が広く、考察が的確である
  • 白位置、黒位置を挙げている
  • 誰を処刑するべきか市民陣営の勝利に近づく提案ができる

なぜ、これらの人は白目と思われやすいのか。理由は以下のとおり。

・発言のテンポがよい

 『人狼』は初日処刑はされたくないが、できることなら目立ちたくもないという心理があり、自分の代わりに処刑できそうな人(SG位置)を常に探している。つまり、市民陣営で殴れる要素を落としてくれないか待っていることが多いのである。このことから『人狼』は発言のテンポが悪くなることが多い。

目立つ行動する

 目立つ行動や発言をする人は注目を浴びるため、進行の性格によっては初日の処刑候補に挙がることが多い。また、『人狼』は吊り指定を受けたときに狩人騙りをしたり、他の市民から狩人と誤解させるためにも目立ちたくないという心理が働く。

視野が広く、考察が的確である

 『人狼』はゲーム開始時から誰が人狼であるか認識しているため、どんなに繕っても考察をしているフリしかできない。また、自分や相方が処刑されないためには過った推理ををして市民陣営のミスリードを誘ったり、「あの人が人狼だ!」と決めつけをするような発言が多くなる。

白位置、黒位置を挙げている

 『人狼』が推理をするフリをするために、白位置・黒位置を挙げることがあるが、『人狼』視点でできないことは『白位置を複数挙げること』である。『人狼』は今日の処刑を回避すると同時に、次の日以降も黒位置を挙げ続ける必要があることから、どんなに考察が伸びていて明らかに白目である人であっても、後々の展開のために初日の時点から「白確定で見る」というような黒位置を狭める発言はしたくないし、できないのである。

・誰を処刑するべきか市民陣営の勝利に近づく提案ができる

 初日の吊り指定で狩人が2人出てきた際の人狼の噛み先を無くす『クロス護衛』の提案や市民陣営が確定で勝利する処刑の順序を提案するといったことは『人狼』には非常に難しい。これができると占われるまでもなく白目で置いてもらえることが多い。裏を返せば『人狼』からは厄介な位置となるので噛んでおきたい人ということになる。

 これらの要素がすべてではないが、これらを満たすだけでも白目を勝ち取ることは十分にできるだろう。上級者の場合はさらなるテクニックが必要となるが、これらのいくつかを実践するだけでも『白目』で見てもらえる可能性は格段に上がる

初日吊りの回避を意識した発言例

 参考として、上記の要素を踏まえた発言例を3つほど紹介しよう。初日のグレー位置の人の発言として見たとき、自分が進行役なら誰を処刑したくなるか考えてみてほしい。

Aさん

「グレーのBさんは積極的に発言しているので、寡黙なCさんと比較するならBさんは白目ですね。同じくグレーのCさんは寡黙気味で目立ちたくない人狼かなと思うので、Cさんの処刑がいいと思ってます。」

Bさん

「占い師はこちらの方がやや本物っぽいかな。グレーを見るとAさんは考察してるので今日は吊り位置ではないですね。DさんとEさんは互いに殴りあっていて、黒と白なのかな。判断つかないので、偽占いから黒を出されても困るCさんを経費位置で処刑しましょう。白位置・黒位置も挙げないし、白要素がありませんしね。」

Cさん

「占い結果は把握。人狼は誰かわかりませんけど…自分を処刑しても白です。」

 語調は優しいサンプルとしたが、実際には実戦でも起こりうるものである。Cさんは自分が霊能結果で白であるアピールをしているだけで、Cさん視点での黒位置の推理がまったくない。Cさんが後半に残っていても考察に期待ができないため、いわゆるSG位置として初日の処刑となってしまう確率がグンと上がることはわかるだろう。

 上記の発言の中で、実はBさんとDさんが人狼である想定でサンプルを用意したのだが、進行役の立場からするとCさんを残しておくのももやもやするだろう。Bさんの発言を読み解くと人狼視点であることは別の機会で紹介するが、考察が当たってるにせよ、外れているにせよ、推理をしないよりは何かしら発言していた方が初日の処刑を回避するとともに、『白目』は取れるだろう。

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